セブ島 -2日目・ジンベエザメ-
2日目は、現地ツアーにてジンベエザメを間近で見れる事で有名なオスロブという場所へ行ってきました。ゲストハウスを運営している旅行会社の社員さんに誘われ、急遽前日の夜に参加が決定したやつです。(詳しくは1日目の記事)
「あれ、まぶたってこんなに重かったっけ?」
さて、朝は午前2時に起床。まだ辺りは真っ暗。未だ嘗てまぶたの重力をこれほどまでに感じたことはありません。フィリピンて重力も変わるのか?とかよくわかんないことを考えたのは置いといて。なんでこんな早くに起きなきゃいけなかったのかというと
・オスロブはセブシティからバスで4時間かかること
・ジンベエザメを見にたくさんの観光客が押し寄せるために早く行かないと長蛇の列に並ばねばならない
という事情があるそうなのです。それにしても前日フライトからの翌日2時起きは、なかなかの苦行、そしてさながら地獄絵図でした。ほぼ毎日催行している旅行会社の社員さん(以下、Jさんと略記)ですら、「こればっかりはどう頑張っても慣れないね」と教えてくれました。目を半分閉じたまま。
移動はHIACEみたいなバンが家の前まで迎えにきてくれました。いやはやありがたい。まあそりゃ旅行会社の社員さんもツアーガイドとして参加するので当然か。
さて、車に乗り込み出発します。車の中でもうひと眠りするかと思い目を閉じます。
ガタン。ガタンガッタタガッタン。ガッタガッガッガッタ、、、ゴン!!(頭打つ)
「おい、道ボコボコすぎるやろ怒」
道がボコボコなのか、車がぽんこつなのかわからないですが、日本では考えられないほど車が縦横無尽に揺れまくるので、頭があっちこっちぶつかって寝るどころではありません。開始5分で試合を諦めることにしました。安西先生すみません。
窓の外をぼーっと眺めます。車が右車線なことに気づき、あぁいまフィリピンにいるんだなーとようやく実感が湧いてきます。そんな風に物思いにふけってるうちに、高級そうなホテルの前でバンが止まりました。どうやら、他の参加者をピックアップするようです。5分くらいして、Jが2人組を連れて返ってきました。バスに乗り込んできたその2人組は、、
ピッチぴちのギャルでした。
ギャル、それは僕の人生において(高校でも大学でも社会人になってからも)最も1マイクロメートルほどにも接点を持つ機会のなかった人種です。初めてのギャルです。(そういやそんなアニメがあったな、、)寝たふりしていましたが、心臓の鼓動はK点越えでした。
「こんなことならもっとまじめに筋トレしてから来ればよかった」
と後悔の念がこみ上げます。話しかけようかとか一瞬だけ思いましたが、これから4時間もバス社内での間をもたす自信と高等テクは未だ彼女いない歴=年齢の僕にはミジンコほどにもありません。
他にも何箇所かでピックアップがあり、ギャル2人組以外にも男子大学生4人組、カップル2人組が今回同じツアーに参加する参加者ということになりました。僕だけ1人の参加者という現実に、1日目に引き続き、なんで1人で来ちゃったんだろうという思いがこみ上げてきました。
(ここから写真メインになります)
バンに頭とケツを容赦なく責められ続け、自分がドMだったら良かったのになあとか精神が錯乱し始める寸前で、ようやく爆走していたバンが停車します。ついに地獄から解放されるようです。
くぅー足伸ばせるの最高!まだLCCの飛行機の方がマシだった、、笑
海の家的なところです。もうすでにサメが1体おりますね。ここで着替えを済ませて海へと向かいます。
(注1: ギャルがかなり責め気味な水着を着ていたので、目のやり場に困りすぎてずっとサメをガン見していたのはいうまでも無い)
(注2:このとき僕は禁欲2週間目に突入しており、ただでさえ、ほんのちょっとの刺激でも危険な状態だったので、僕のジンベエザメが暴走を始める前に、目の前にいるのは全員大西ライオンだと必死に自分に言い聞かせていたのもいうまでも無い)
ビーチへと移動中。
ビーチにつきました!晴れてるーー!!(前日までずっと雨模様だったらしい)
ガイドの方から説明を聞きます。なんとGoProも貸してくれました。15分ほど順番待ちとのことでした。あとできくとひどい時は2時間や3時間待つことはざらにあるらしいので、本当に運が良かったです。おそらく前日まで雨だったせいでしょうか。それとも僕の日頃の行いでしょうか。
ビーチからは小舟に乗り込み、サメを餌付けしている海域へと向かうようです。全員ライフジャケットを着させられます。
5分ほど沖に出たところで小舟が停泊します。
おじさん「you know how to swim? 」
ぼく「yes」
おじさん「then you can take off your life jacket and go jumping 」
なるほど。もうついたから準備が整ったらいつでも行っていいと。そんなこといきなり言われましてもねぇ(ライフジャケット脱ぎ脱ぎ)奥さん下にサメがいるんでしょ、ちょっと心の準備がまジャーンプ!!
こういうのは周りが躊躇している中で、1番最初に飛び込めるやつが1番注目を浴びるものです。1人なので失うものは何もない。ギャルお姉さまの視線を釘付けにしてやる。いざゆかん。1番の座は譲れませんでした。釘付けにできていたのかは定かではありません。
海に潜った瞬間、ふっつーーーーにわんさかジンベエザメいました。
めっちゃ口開けてるやん!!!絶対こいつ腹空かしてるやん!!!
てゆーか距離近い近い!
そして集まりすぎ!
けど、近づいてきても別に襲ってくるわけではなく、綺麗に避けて泳いでくれるのです、このサメたち。
自分からはサメに触らないようにと言われたのですが、向こうからこんなに近寄られると逃げることもできません。不慮の事故ながらちょっとだけ触ってしまいました。ジンベエザメの肌は思ったより硬かったです(小並感)
ジンベエザメとのツーショットも撮ってもらいました
しばらく近くで観察しているとだんだんと恐怖感は薄れてきて、可愛いという愛着すら湧いてきました。こんな大きい図体して動きが鈍いのです。たぶん本気出したらすごいんだろうけど。
ぼくのFacebookには至近距離で撮った水中動画も載せているのでよかったらぜひご覧ください。動画で見ると迫力がすごいですよ。
👉https://www.facebook.com/hiroki.tei
さて、ひとしきりサメと戯れ終わった後は海の家へと戻ります。海の家へと戻るまでに大学生4人組に少し話しかけてみたら京都から来てるとのことで、もしかしてと思って聞いたら京大でした。東北大ごときが話しかけてなんかすみません。
海の家でJから次の予定を伝えられます。
J「次は滝を希望しているグループと、離島を希望しているグループで別れて行動します」
僕「そういえば自分は島だな」
J「では、お姉さん2人とていくんは僕と島に行きましょう」
……え?いまなんて?聞き間違えか?
お姉さん「はーい」
僕「!?」
どうやらギャル2人と離島へ行くようです。
続く