問い続ける力 -石川善樹-
こちらの本を読んだ。
こちらの書籍だが、著者が、各分野の著名人や専門家と、著者自身が気になる様々な問いにまつわる議論を展開していくような進行となっている。
本を読んだ後の感想。
より豊かな生活を送るためには、質の高い問いをいくつ持てるかが大事。ある物事をただ視覚的に見るだけではなく、心の目で観察し、感知し、立体的に複眼的に見通すこと。こういう物事を抽象的かつ具体的に感じとるセンスというか眼力というか、そういうものは日々意識して使わないと、どんどん気づかぬうちに衰えていく。まさに、何も代わり映えのないいまこの瞬間ですら、絶対何かしらの文脈の上で存在しているはずであり、そういった日々の小さいことから問いを持ちたいと思う。また、情報過多なこの時代において、情報に飲み込まれないために、情報を得るに先立って、まずそのテーマについて頭の中の自分なりの意見、視点、世界をプロビジョニングしておくことが重要であり、それがひいては、自分の頭で考えるくせをつけることに繋がるのだ。